アロマテラピーの効果

アロマの快い香りが脳に働きかけてストレス解消

04_029.gif心配事で胃が痛くなったり、イライラがつのって血圧が上がるなど経験したことがあると思います。このような心の状態が体に影響を与え、それが具体的な症状になって表れる病気を心身症といいます。心身症の例としては胃潰瘍・十二指腸潰瘍・気管支喘息・高血圧・不眠症・アトピー性皮膚炎・偏頭痛・月経前症候群・慢性関節リュウマチなどが知られています。これらは体に表れた症状を治療するのはもちろんのこと、その元である心の状態・感情・情動面への配慮も同時に必要です。ストレスは我々の五感を通じて察知され、そこから神経を介して脳に伝えられます。脳ではその情報を受け取るとそれに対処すべき指令を神経を介して体の隅々まで送り、体の状態を変化させます。

ストレスと体はあらゆるところで折り合いをつけるのですが、さらに強いストレスや長期間にわたるストレスが加わると体はもはや適応できる許容範囲を超えて、心身症となって表れるのです。アロマテラピーの心地よい香りで心身をリラックスさせるだけでも、心身症に関しては、十分意義のあることといえます。



ハーブの有効成分が細胞の老化を防ぐ

06_007.gif老化のメカニズムの研究は世界中で積極的に行われています。なかでもハーブの老化防止効果が大きな注目をあびています。我々が食事を取る目的は食物によって得られる栄養素と、呼吸によって得られる酸素を体の中の細胞で燃焼させて、それによって発生するエネルギーによって生命活動を営んでいます。しかし栄養素が酸素とともに完全燃焼し、すべてエネルギーに変わってしまえば問題はないのですが、この反応の過程で活性酸素という物質が発生します。この活性酸素はは体内の細胞と結びつき細胞を傷つけてしまいます。

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酸素と結びつくことを酸化といいますが、この酸化こそが老化の原因なのです。何百種類もあるハーブには、共通する成分としてこの酸化を防止(老化防止)する作用が認められています。よって日常的にハーブを取り入れることによってある程度までは老化を防止し成人病を予防することが可能になります。



アロマの香りはこのようにして体に効きます

mil30094-s.jpgエッセンシャルオイルの有効成分を体に取り入れるには2つの方法があります。ひとつは香りを鼻から吸入して脳に働きかける芳香浴、もうひとつはエッセンシャルオイルを植物油に希釈して、それを皮膚から吸収させ血液やリンパ液に送り込むアロママッサージがあります。



アロマ:吸入のメカニズム


j0386729.jpg エッセンシャルオイルは揮発性なので、分子は空気中を漂い嗅上皮という部分に達します。香りは嗅細胞で電気信号に変換されて嗅神経を経て大脳辺縁系へと伝達されます。このメッセージは海馬という記憶を司る場所や脳下垂体へと伝達されます。エッセンシャルオイルには抗菌作用もありますので、室内の空気浄化に利用できます。アレルゲンやカビ・家ダニも除去してくれます。このようにエッセンシャルオイルは、様々な作用を心身に及ぼしながら、同時に環境にも働きかけていろいろな効果を発揮してくれます。



アロママッサージのメカニズム

ilm14_be02005-s.jpgアロママッサージの目的には3つの方法があります。
①血液やリンパ液の循環を高める
②体の緊張を解いてリラックスさせる
③体に滞った水分や老廃物を取り去る

このような効果に加えて、アロママッサージエッセンシャルオイルの効用が加わります。植物油で希釈したエッセンシャルオイルアロママッサージによって皮膚表面から、毛穴や汗腺、皮膚表面の角質層を構成する角質細胞、角質細胞の隙間などのルートを通って皮膚の深部である真皮へと浸透します。エッセンシャルオイルは分子が比較的小さいため容易に細胞と細胞の間から深部へと浸透し、そして毛細血管やリンパ管に入り全身をめぐる循環に乗ります。それと同時にアロママッサージという物理的刺激が浸透と循環を促進します。このように体内に入ったエッセンシャルオイルは最終的に、腎臓からの尿、皮膚からの汗、肺からの呼気というルートで体外に排泄されます。